⚠️注意:この記事には一般的なモノの考え方とはかけ離れたひねくれ思考が含まれています
引っ越し候補偵察にて触れましたが、ひねくれ者 には「街中に小さな子供を連れた親子連れが多いほど買い物環境がよい」 という仮説があります
「親子連れ」というのは、おひとりさまが多いセミリタイア志望者にとっては対極に位置するような属性です
そのため、親子連れが行くお店の中にセミリタイア生活にとって不要なものもあるでしょう
どうしてこのような仮説を立てるに至ったのか、それは親子連れが街中を出歩くために必要な要素にあります
親子連れが求めているもの
親子連れには他の往来客よりも買い物行動に関して強い動機付けが働きやすく、特定の条件を満たさないと出歩きがのぞめない傾向があると考えます
それは下記の3点です
ぜいたく品よりも経済合理性のある実用品を求める
道幅が広く、平坦な徒歩での交通路を求める
各店舗が十分に近い距離に収まっている
親子連れにはぜいたくをしている余裕はあまりありません
それまで共働きだった世帯であっても、育児のために片親が仕事をやめたり、短時間のパートに切り替えたりして収入が落ち込むこともあるでしょう
紙おむつや子供服、おもちゃや文房具の購入、塾や習い事の教育費などなど、これまでの生活でかかっていなかった費用を負担しないといけなくなることもあります
パートナーとの信頼関係ができていれば、着飾ったりする必要性も薄れるかもしれません
したがって、親子連れは、セミリタイア生活者と同等、あるいはそれ以上に経済合理性のある実用品を買い物に求める傾向があるのではないでしょうか
それはスーパーやホームセンター、フードコート、家電量販店などの生活直結型店舗であって意識高い系アパレルだらけの百貨店ではありません
上記2つめと3つめのポイントはほぼ同じことを求めています
すなわち、ベビーカーを押したり、小さな子の手をつなぎながらでも移動できるほど「各店舗が近く、広く平坦な歩道が確保されている」ということです
ベビーカーを押すにしろ、小さい子の手を引くにしろ、狭い道だとすれ違いが難しく、平坦でなく坂や階段があったり、距離が長いと行き来の負担が大きくなります
そうなるとママチャリで往来したり、自動車を使うようになり、街の中心地を出歩く親子連れが激減するでしょう
逆を言えば親子連れが多く出歩いているならば、必要な店舗間が近く、広く平坦な歩道が確保されているということになります
それはすなわち、セミリタイアにとっての買い物徒歩圏完結 を意味します
親子連れが出歩く街を探す
親子連れが中心地を出歩く街を探すのは、実際に現地に足を運んで観察するのが一番ですが、そうしなくてもある程度予測することもできるかもしれません
その方法は駅チカにある程度の規模の商業施設があり、その内部もしくは近くに「西松屋」や「アカチャンホンポ」といった庶民的な子供服店があるかどうかを確認する方法です
ミキハウスなどの高級子供服店だと物価が高い可能性があるので除外します
子供服店はほぼ親子連れにしか需要はなく、赤ちゃんが産まれたか、もしくは妊娠がわかった瞬間から必要になるのでわかりやすいです
駅チカの商業施設である必要性は、そうでないなら、自動車やママチャリ前提になる可能性があり、そうすると徒歩で必要な店舗を回れるかどうか怪しくなってくるためです
試しにセミリタイア生活拠点殿堂入りの「センター北駅」を調べてみます
センター駅改札を出て目の前にある モザイクモール港北 4F に西松屋が一番広いテナントとして入っています
そもそも 4F はフロア全体が子供向けでそろえられており完璧
それだけでなく、そこから徒歩圏のさらに コーナンセンター南店 にも別の西松屋があります
買い物環境が良いのは必然というわけでしょうか
他にも候補になりそうな地域はないか、東京、神奈川以外の場所を探してみると⋯
- 流山おおたかの森駅(西松屋 コトレ流山おおたかの森店 まで徒歩約7分)
- さいたま新都心駅 (西松屋 ヨドバシコクーンさいたま新都心店 まで徒歩約2分)
- 川口駅 (アカチャンホンポ アリオ川口店 まで徒歩約11分)
- 神戸駅(西松屋 ハーバーランド店 まで徒歩約3分)
上記4カ所が見つかりました
神戸駅 は地元帰省の手間を考えると ひねくれ者 の候補にはなりませんが、流山おおたかの森駅(千葉)や さいたま新都心駅 、川口駅 (いずれも埼玉)は偵察してみたいですね