ひねくれ者 40代 3000万円でセミリタイア

ひねくれ者なので脱サラしてセミリタイアを目指しています

【夏休みSP】不動産投資に手を出さない理由

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毎月の保有資産状況ではさらっと「不動産とか詳しくないし、めんどくさそうなので手を出さないです」と書いています
書いた通りなのですが、このあたりをもう少し詳しく説明したいと思います

不動産投資はインデックス投資信託より難易度が高い

セミリタイアのために不動産投資を成功させるためには、必要な手間や労力が多いです

  • 悪徳業者にカモられないだけの不動産知識
  • 2、3億円程度の初期投資ができ完済できるだけの融資信用力か経済力
  • 不動産運用にかかる煩雑な手続きを負担に思わない性格

これらのハードルを越えていける人であれば、インデックス投資信託よりも高いリターンが、不動産投資で得られるかもしれません

ひねくれ者 は残念ながら上記のいずれも持っていません
不動産投資に手を出すとしたら、まずこれらの条件を満たすための時間やお金を費やす必要があるのですが、どうみてもインデックス投資信託の方が早いです

不動産投資に必要な知識が多すぎる

不動産業界には信じられないような悪質なクソ業者が、業務停止を受けることなく平気で営業しています

不動産投資で悪徳業者にだまされないためには、家賃や物件価格の相場観、固定資産税などの税金知識、住宅ローンなどの金融知識、各種手続きにかかる手数料などの費用、修繕積立金や管理費など運用にかかる保守費用、各種保険、法律知識などなど
⋯いったいどれだけ必要なんだというくらいの知識を勉強しなくてはなりません

それに比べて、インデックス投資信託の運用に必要な知識はどうでしょうか?
投資信託や株式、債券、インデックス投資とアクティブ投資の違いなどの金融知識と、NISA や iDeCo などによる節税方法、有望な銘柄(S&P500 など)だけわかっていればできてしまいます

どう見ても不動産投資の方が必要な知識が広範囲に渡り膨大です

不動産業周辺の仕事をしている、銀行員などの金融業をしている、弁護士など法律知識を扱う仕事をしていれば、新たに勉強する知識が少なく済むかもしれませんが、ひねくれ者 のようにいずれでもない人は大量の時間を費やすことにならないでしょうか?

不動産投資に必要な初期投資額が大きすぎる

不動産投資である程度安定的に収益を狙うには、普通は手を出しづらい 2~3億円程度の都心の中古マンションを1棟まるごと購入するのがいいとされています

では、いきなり 2~3億円 も初期投資ができる人がどれだけいるんでしょうか?

現金で 2~3億円も支払える人はそもそもその時点で貯金切り崩しでも FIRE できてしまいます
投資用に 2~3億円の融資を受けられるのは、医師や弁護士、銀行員など信用力が高い職業で、年収4000万円くらいの人だけじゃないでしょうか

そんな職業でも高年収でもない人はどうするか?
先述した知識を生かし、5000万円くらいの優良物件を見つけ出して購入するしかないようです

5000万円でも融資を受けるのはそれなりの与信が必要だし、優良物件を見つけ出して購入するのはいろいろと勉強し手間をかけないといけない
⋯しかもそれを一番初めの第一歩でやらないといけないのはどうなんでしょうか?

最初の第一歩が一番難しく、さらにいきなり 5000 万円の負債を背負う不動産投資
その上購入後に事前予防不可能な突発的なトラブルが起きれば都度経費がかかるため、無駄な余剰金が必要になります
失敗したら元本割れどころではなく、下手したら自己破産コースです

インデックス投資信託の第一歩は自分が出せるごく少額で始められます
高利子のカードローンで資金を作って投資するみたいなめちゃくちゃなことでもしない限り、投資額以上の損失が出ることはないし、自己破産のリスクなどほとんどないでしょう

一番初めは少額で感覚をつかんでから本格的な投資へ、みたいなことが不動産投資はできないことが大きなリスクと言えるでしょう

不動産投資は不労所得といえないほど事業性がある

不動産投資をする場合、知識があったとしてもほったらかしの不労所得にはなりにくいです

一度購入した物件、ただ持っているだけで利益が出ることはまれで、賃貸に出して全室満室にしたり、所有物件の場所に足を運んで状態を確認したり、契約している管理業者、売買業者、リフォーム業者、金融機関、弁護士などと連絡をとりあったり、手続きに必要な費用を支払ったり、物件の入居者との家賃や立ち退き交渉などをこなさないといけません

しかも優良物件はライバルの不動産投資家との奪い合い
成功した投資家のマネをしようにも、そうした優良物件を見つけ出すこと自体が難しく、再現性がありません

投資信託には在庫という概念がないので好きな時にいくらでも購入できるし、好きな時に部分的な売却もできます
成功した投資家のポートフォリオをマネれば、同じような成果が出る再現性があります

単なる不労所得ではなく、そういった事業性がある投資だからこそ、購入時に銀行から融資を引き出せるわけで、それは本業をやめてセミリタイアを目指すというよりも、単に大家を本業にするといった方が適切ではないでしょうか?

不動産投資の事業を生業にすることに大きな満足感とか達成感が得られる人であれば、それをセミリタイアの投資手段とするのもよいでしょう

ひねくれ者 の場合、セミリタイア後に「アプリ個人開発」をメインの活動にするという目標があるので、そんな手間のかかる投資などやってられません
インデックス投資信託のような手間のかからないほったらかし不労所得の方が投資として適切というわけです