8、9月の株価の低迷でろうばい売りしてしまった人、ここ数日の中国株の高騰につられて購入してしまった人、そういった方は株式投資で資産を築くのは難しいかもしれません
感情がぶれやすい人は失敗しやすい
一時的な爆益を得ることができるかもしれませんが、市場の動きからすぐ感情が揺さぶられて行動してしまう人は、株式投資に失敗して資産を減らしてしまっているようです
ひねくれ者 が知りうる限り、株式投資によって大きな資産を築いた人たちは、往々にして冷静であまり感情に左右されないような人物ばかりです
投資成績が一番良かったのは運用を忘れた人、という逆説も有名ですね
ギャンブル好きな人も向かない
多くの日本人にはいまだに「株式投資」というと、ギャンブルのイメージが根強いと思います
しかし、ギャンブルなど勝負や賭け事が好きな人で株式投資で資産を増やしたという人を見たことがありません
ギャンブルが好きだということは、射幸心を刺激する場面に夢中になるような人であり、それはすなわち感情がぶれやすい人です
ギャンブルには勝敗がつきものであり、勝負を盛り上げ、射幸心をあおるような仕掛けが必ずあります
それこそがギャンブルが好きな人が夢中になる理由だと思いますが、株式投資にはそのような仕掛けや楽しさはありません
各投資家が利益の最大化のために市場に参加しますが、本質的には勝ち負けはありません
だいたいにおいて株価は落ちるときが急落で、上がるときはゆっくりと上下しながらなので、ギャンブルと比べると退屈なものになるでしょう
余計な感情にとらわれない
そういった株式市場においては、別に「うまくやる」必要はなく、現状をありのままに評価し、わかる範囲で常識的な判断をするだけでよいはずです
感情のゆれが少ない ひねくれ者 にはとてもかんたんに思えますが、これができないという人が驚くほど多くいます
株価が上がるのか上がらないのか、為替がどう動くのか、利上げがどうなるのか⋯ひねくれ者 はそういったことは最終的にはわからないものと判断して、放置することが多いです
しかし、感情がぶれやすい人、ギャンブルが好きな人はすぐに「きっとこうなるはずだ!」と無理やり結論を出して無駄な行動をとってしまいます
それは、ささいなことを過剰に受け止めたり、何もない退屈な状況に耐えられず、刺激を追い求めたりしてしまうからです
こういう方は、投資をやめた方がいいとまでは思いませんが、そんな感情のゆれが株式投資には不利であることを自覚した方がよいと思います