最近の物価上昇、貯蓄から消費に向かうインセンティブが働くので、日本全体の景気としてはプラスではあるんですが、セミリタイアをする場合は脅威です
物価上昇で支出が上がった場合の資産取り崩し軽減策としての収入確保を調べてみます
現状 ひねくれ者 の最大の支出、家賃 93,930 円 については、このまま引っ越ししなければおそらく物価上昇の影響はほぼ受けません
賃貸住宅の物価反映は、基本新しく契約する際に組み入れられ、更新時でも結構反映するのは難しそうだからです
不幸中の幸い⋯そのため上昇するとしても電気・ガスなどの光熱費、食費、日用品が中心になると思います
ものすごく雑な計算で、先月の支出から家賃を引いた約 90,000 円 に対して現状からの物価上昇年率 3% がかかるとすると毎年 32,400 円 上がることになりそうです
複利を考慮しない単純計算で10年後に 324,000 円、60歳前後の 20年後に 648,000 円 ⋯重い
年金支給年齢の 65 歳までがんばるとすると 810,000 円
総所得がどれくらいになるか不明なのでテキトーに 20% 所得税がかかるとすると、約 100 万円 追加確保しないといけないことになってしまいます
まぁ消費に慎重な日本人が住む国で毎年 3% も物価上昇し続けられるかは疑わしいので、最大でそのくらいと考えておきます
個人アプリ開発
収益化できる方のアプリ1本あたりの収入を見てみるとだいたい 12万円 くらいでした
※ AdMob 規約上、確定支払総額以外は正確な数字は開示できないため
超がんばって毎月リリースした場合単純計算で 144万円 は確保できそうですが、それだとずっと働きづめだしそんなにうまくいく保証はないです
ほどほどにがんばったとしても年に3本くらい、36万円 くらいでしょうか⋯
体が動く限り、高齢でも問題ないところはメリットですが、ちょっと心もとないですね
フリーランスプログラマー
真面目に働くにしても歴戦のプログラマーが一般のアルバイトをやるのは非効率です
下記のサイトの平均単価(月額)を見ると、一番簡単な COBOL プログラマー 60万円 から、最高額 Scala や Go プログラマー 82万円 まで幅があります
出社やだやだフルリモート!週3日で!
⋯とわがままを言ったとしても月 50万円 はかたいですね
日本のプログラマー供給はぜんぜん需要に追い付いてないです
英語ができない日本人、独特の商慣習、海外に比べ低い賃金などなどの理由で、日本人プログラマーに対する需要はいまだに高い!
二ヶ月真面目に働いて、残りは休みとかでも大丈夫そうです
周りにいくらでも高齢エンジニアがいるので、年齢は気にしなくてよいと思いますが、問題は職歴の断絶がどれくらい採用に影響するかですね⋯
セミリタイア直後ある程度働いて実績をつけておかないと採用されなくなる可能性はあります
⋯ただ、なんとなく現職の雰囲気を見るに、このままいくと無職期間があったとしても、業界的に経験あるなら採用しないと首が回らなくなる状況になりそうな予感はします
プログラミングできる日本人が全然増えてないので、収入確保策の第一候補として考えてよさそうです
誰でもできそうなアルバイト
得意なプログラマーで採用されなかった最悪の場合の対応策として、誰でも採用されそうなアルバイトを考えてみます
歴戦のプログラマーにとって、今さら飲食・小売の接客業はキツイ、介護系や営業系もキツイでしょう
⋯となると、工場の作業員や警備員、マンション管理人、医療事務などでしょうか
どちらにせよ時給は 1,100 円 程度の最低時給、1日8時間労働なら 8,800 円、月 20 日 働いても 176,000 円 しかなりません
これだったら個人アプリ開発をがんばって毎月やった方がマシです
今収益につながっているアプリが稼げなくなった場合でない限り、アルバイトを選ぶ必要はなさそうです
現状を考える限り、セミリタイア後に物価上昇で支出が上がってしまった場合、フリーランスプログラマーの案件を探すのが良さそうです
うまく得意分野の案件が見つかって採用されれば、短期間で補填できそうです
採用確率を上げるためには、ちょくちょく実績を作って、極力空白期間を長引かせない必要がありそうなのは悩みどころですが
それで全然採用されなそうなら個人アプリ開発、アプリの収益が悪化してしまったら、しかたなくアルバイト探しということになりそうですね
現在の感触を見るに、無職期間が長くても個人開発アプリをその間の実績として提示すれば、フリーランスプログラマーの案件が全く見つからないような気はしないですが⋯